遠距離恋愛は続いた!

タイトルはホフディランの同名のアルバムから。


春は出会いと別れの季節とかよく言われる。
四月は一年で一番遠距離恋愛者が多い月。
どこの大学にも、職場にも確実に一人はいるんじゃないだろうか。
3月末からゴールデンウィークにかけては、
連休最終日などに新幹線のホームや長距離バスのターミナルなどで
別れを惜しむカップルを何組も見かけることがある。
遠距離恋愛が始まったばかりで盛り上がっている人たちだ。
だがそれも少しのあいだ。
3月末には東京駅に100組いた遠距離カップルも
4月末には90組になり、
夏休みには50組になり、
冬休みには20組、
次の春休みには10組を切るまでになっている。
(数えたことはないが、長距離バスターミナルで体感していた)


そういう自分はこのたび6年続いた遠距離恋愛を終えた。
ポジティブな意味で。
前に遠距離恋愛を終わらせるには二つの方法がある、と書いた気がする。
別れたときと、近距離になったとき。
今回は後者だ。
引っ越して一緒に住むことになった。


我ながら今までよく続いたもんだと思う。
特に去年の秋からの五ヶ月間はずっと海外にいたから会うこともできず、
電話で話したのも3回くらい。
ずっとメールで連絡をとっていた。
それでも終わりが来なかったのは単に相手の寛容による。


続くコツや秘訣なんてものが特にあるとは思わない。
もしあるとしたら、それは相手と程よい距離を保つこと。
心理的に離れすぎても、頼って寄りかかりすぎてもいけない。
いないと寂しいけれども、一日くらい連絡が取れなくても平気、
というくらいに、
お互いにお互いが負担にならない程度に距離をあけておいたほうがいい。


例え、毎日何十回もメールのやり取りをする人たちがいても、
3日に一度しか連絡を取らない人たちがいても、
それはその人たちのやり方。
自分たちに合った、
過度にも負担にならないちょうどいい距離を見つけていれば大丈夫。
「こうじゃなきゃいけない」なんてことはないのだから。
大事なのはお互いを信頼すること。




一組でも多くのカップルが、
一日でも長く遠距離恋愛を続けることを心から祈っている。