丸いノート

丸いノートがほしい。
髪を洗いながらふと思った。
真ん丸いカタチのノート(あるいはメモ、ルーズリーフ、らくがき帳)
在ったら良いのに。
このまえまで、真っ白な文庫本(新潮文庫の「マイブック」)に
日記を書き付けていた。
いつでも、どこでも、眠りながらでも書けるのはとても便利。
なのに気になるのは、それにはサイズが有るということ。
罫線はないがページはある。
B5サイズで上下左右があり、
文庫本だから綴じ目のあたりはしっかり開かないと書きづらい。
おまけに一日は1ページと決まっている。
書くことがないときは1ページもあるのかと思うが
書きたいことが多いときは1ページじゃ足りやしない。
   結構制約が多いのだ。
だから、制限がない手書きの道具が在ったらいいのにと思った。
それが丸いノート。
直径20センチくらいで無地の真円(同心円状に罫線があっても良いかも)、
縁に一箇所くらいつづり紐やクリップをつけてとめることができる穴があればいい。
そんなのがあれば綴じ目や形式にとらわれずに
すきなことをすきなようにかきつけることができそうだ。
上下左右がなければ、視点が固定されることもないから
『2005年 郵政民営化』なんて言葉が円の中心にあったら、
自分の側から、向こう側から、右手から左手から、と
複眼的な見方ができるんじゃないだろうか。
何人かで集まって好きなように書きあうこともできそう。
円卓を囲んで議論するように。
 

なんて書きながら、結局は使い手しだいかもな、
冷静になった。
アスクルあたりで試しにつくってみてくれないかなー。