ライジングサン 2日目

朝起きると、雨はやんでいた。
昨日の服を洗濯して出発。
今日も会場に着くのは13時前。
昨日よりも込み合っているが、
黄色いリストバンドを空にかざして入場できるのが嬉しい。
夏休みの海岸みたいなSUNステージ前に休憩場所を確保。
今日最初の

タワーレコードへ。ぎりぎりで菊地成孔の本を購入。
 

超下品。それが楽しい。筋肉マンのコスプレをしてたらしいけど
遠くて見れなかった。残念。ヌーブリも見たかった。
U.N.C.O.なんか、サイテーなんだけどキャッチーで笑えてグルーヴィー。
是非最初から見たかった。
 
休憩場所に戻ると 

  • 氣志団@がラストのonenightcarnibal。

暑いから?晒し姿。ほんといつもサービス精神たっぷり。
最後の退場までバク転で。
 

  • ELLEGARDEN@SUNを寝そべりながら見る。気持ちよくてまどろむ。

このバンドは、なんでも、売れてない頃に札幌の料亭で女将さんに怒られたんだそう。
「ELLEGARDENてペーペーの新人バンドです」
って挨拶したら、
「あんたらの演奏見るために5人でも10人でも札幌まで来てるんだろ?
そいつらのことを考えたらぺーぺーだなんて言えない筈だ。」と。
良い話だった。 
それ聞いたら眠さも消え、だいぶエルレファンになってしまった。
 

今回の私的目玉。今まで東京より北でやったことなかったのでは?
メンバーがチューニング。
その音で、今回はあの曲かけるな、なんて勝手に想像。みごとに全部外れる。
生で観ても、やっぱり難しい音楽だった。それはCDで聞くとおり。
各楽器のリズムが微妙に異なるから、観客もそれぞれバラバラ。
各楽器がそれぞれうまい。どのソロもすばらしい。
パンフに「40分を4分に感じさせるようにがんばりまっす!」
なんて書いたあったけど、終わってみるとあっという間の4曲だった。
実際には1時間弱やっていたような気がする。満足。
 
その後、菊地成孔の新刊「CDは株券ではない」サイン会に参加。
ひとりひとり握手、写真撮影とサービス満点。本に香水も振り掛けてくれる。
日記を書かなくなって、その時間をどう使ってるか聞いたら、
「寝てる。本読んだり」と言っていた。
後ろの人は、日記再開してくださいとお願いしていた。
サイン会の後尾にいたので、今回の超目玉、
 

(走ったが最初の原田郁子「Weather Report」に間に合わず。無念。)
ステージ横のスクリーンに帽子とメガネが映る。
ハナレグミ!しかしほとんど終わっていた。
まだ走る。次は…ウーア!「頼りない天使」!
ウーアはやさしくて強い歌。ステージ近くまでたどりつく。
「夕日がすごいよ」といわれ振り向くと雲間に空と真っ赤な夕日!
雨はどこかへ消えていた。
「つぎはもっとすごいよ!」と言って退場。次は
忌野清志郎!「melody」!王様みたいなガウン。
その下に赤いフィッシュマンズTシャツと全面サカナ柄のシャツ。
歌詞カード見てたらしいけど、自分のファッションを貫きつつ
フィッシュマンズに敬意を示してたのがとても嬉しかった。
最後にビッケ登場!全員で「いかれたbaby」
そこに演奏する人たち、聴き入る人たち、みんなみんな
フィッシュマンズをずっと好きなんだな。
それがすごく伝わってきて、多分全員でそのキモチを共有することができて、
とても幸せな時間だった。
佐藤伸治が亡くなってから聞き始めた俺だけど、
フィッシュマンズを知って、この場に居合わせることができて、
本当に良かった。
泣きそうだった。泣いている人たちがたくさんいた。
これを書いてちょっとぐっときている。
「悲しい時に 浮かぶのは いつでも君の 顔だったよ
 悲しい時に 笑うのは いつでも君の ことだったよ」
ほんとにいいライブ、いい空間だった。忘れることができない。
 
 
 

  • ハイロウズを聞き流し、休む。
  • ROSSOには男として憧れる。

チバユウスケはかっこよすぎ。生まれ変わっても日本人になるなら
チバがいいな。「1000のバイオリン」が聴けて満足。
 

そろそろ体力的に限界。
新曲やってた。前作と同じ路線。「くちばしにチェリー」はなし。
 

  • ONJOは寝そべって聴く。

遠くから見てもカヒミカリイは美しい。
カヒミさんに紹介された大友良英をほんとうらやましく思った。
脇でデートコースのギターのジェイスンシャルトンと
ロッソ照井がエゴ中納良恵の手をひいてちょっとだけ見に来ていた。
近寄りがたかった。
 
この後体力的に限界に近づき、

新アルバムを中心に。タイガー&ドラゴンは途中でぶったぎって一気に次の曲。
歌が圧倒的にうまい。華があるんだな。
 

「歩いて帰ろう」を歌うために大トリになったのかな。
 
 
混雑を避けるため寝袋で一眠り。
七時過ぎに会場を後にした。
疲れたけど、これるもんなら毎年来たい。
幸せな二日間だった。