「チャーリーとチョコレート工場」

自分から見に行こうとは思ってなかったけど、見てよかった。
貧乏な少年がゴールドチケットを手に入れてチョコレート工場を見に行く話。
あらすじはそれだけ。それがとても面白い。
ティムバートン監督は、
友達と集まってても一人だけちょっとしたことに気づいて
一人で大笑いしてるような人なんだろうな、と漠然と感じた。
もうすごく笑えるシーン満載なんだけど、
それは一つ一つ丁寧におとなの毒とこどもの純粋さでくるまれてる。
なんて酷いやな奴だ!と思ってしまいそうなことでも
ばかばかしいほど大笑いしてしまう。
そして父親への屈折した愛情。
父のトラウマと甘いものへの飢餓がチョコレート工場の動力だった。
主人公はお金以外は全て持っていた。
他の子供たちは、
わざわざ七つの大罪を象徴する連中を探してきたみたい。
当然教訓めいた(大笑いの)結末。
チョコレートも常にでてきてて、
確かにおいしそうではあるけど、食べたいけど。
最重要ポイントってわけではなかった。(俺にとって)
シュークリームでもドライフルーツだったとしてもよかった。
 
この映画、チョコレートと他人の不幸が大好きで、
親との関係に悩む人にお勧め。
それってまさに俺のことなんだけど。