久しぶりに福島へ。
前回訪問したのは冬が始まる頃だったから、しばらくぶりだ。 
 
 
仙台で高速バスを降りて信号待ちをしていたとき、
すぐ前に白人の女の子がいた。
たぶん20代前半で、肩位までの金髪をポニーテールにしてる。
黒のムートン調ブルゾン、ファーっぽいフードつき、に
ブーツカットのデニム、かかとを踏みつけた黒いスニーカーを履いてた。 
けっこう素敵な人だったのだけど、
信号が青に変わって、歩き出した後姿を見てがっかり。
スニーカーのかかとを踏み潰した靴下が、左右で違う色だったから。
右が真っ黒で、左が真っ赤。
全体のバランスから見ても、靴下の質感からしても
おしゃれで履き違えてるとは思えない。
履き間違えたにしたって、そんなにはっきりと間違えるか?
その圧倒的なまでの「服を着る」ことへのこだわりのなさ
のようなものにあきれるというよりなんだか感心してしまった。
そのくらい力を抜いてもいいんだなって。
一方で、そういうちょっとした細部への配慮は重要だとも感じるが。
 
顔は印象薄いけど、足元はしっかり記憶に残った出会いだった。