環境に適応しすぎ?

前日からの続き。
 
俺は最近ちょっとだけ不安になることがある。
いまの彼女以外の女性とうまくやっていけない人間になっているんじゃないか?と。
それなりに長い期間付き合っているので、
なんだか彼女の子どもっぽい話し方がうつってきたような気がするし、
自然や動物ものの番組を新聞のテレビ欄でチェックしてるし(見ないけど)、
甘酸っぱい味の食べ物を食べることも多くなってきた。
彼女に似てきたような気がする。
もちろん出会う前から趣味嗜好が似ていたことも多くあったとは思うが。
高級ブランドは好まない、とか
野菜じゅーすが好き、とか。
次第にますます似てきた、というよりは
無意識的にも意識的にも
お互いに相手に合わせるべくして変化してきたのだろう。
それはもちろん嬉しいことであるし、なんだか面白い。
 
だが、それは俺が彼女に特化しつつある。ということの証明でもあるのでは?
例えばキリンはもともと馬のような生き物であったらしいが、
サバンナの背の高い樹木の葉を食べるために首を伸ばし、
そのことによってサバンナという環境に適応し繁殖することには成功したが、
完璧に適応しすぎているために、
もはや森林や砂漠では生きていくことができない。
俺も同じように、ニイミという環境には一応適応し、
うまく生活していけているが、その一方で他の環境での
生活力を喪失しつつあるんじゃないだろうかと不安になるのだ。
もっとも、自然界の生き物ならそんなことは考えるはずもなく、
今暮らしている環境に全力で適応しようとするのだろうけど。
他の環境だったら、とか、今生活している環境が失われてしまったら?
なんてことは考えるはずもない。
そのときはそのときで全力で適応するように、努力するのみ。
今は今、この環境で生き延びることを、充実した生活が続くように、
環境から愛されるように努力するのみ。

動物を例にしてたらちょっとした不安なんて無いも同然になる。
動物好きも、彼女から伝染してしまたんだろうか。