総務課若手飲み。
仕事をいつもより早目に切り上げて、
7時半から職場近くの居酒屋で。
総務課の俺を含めた4人(上から38歳、31、25、25)で。
「最近仕事たいへんだし、今日は給料で、いつもより多く入ってるし飲むかー」
ということで。 
 
で、やっぱ飲んで話すことといったら仕事のこと。
おらほの課長だば偉え。とか、堀ちゃんだば現場合ってる。とか。
  そして総務課の仕事の話。
ここ数ヶ月のおれのぐだぐだ仕事っぷりが皆にとうぜんのように見抜かれていて、
厳しくも暖かいコメントをたくさんもらった。三者三様のダメだし。
悪いところを言われるのは、良いところを褒められることの次に好きだし
そもそも鈍感なのであまり苦痛を感じないんだけど、
それでも今回はかなり考えさせられた。
思い出すままに、
仕事中にあんまり嫌そうな顔するなー
嫌な顔もするしそのくせお世辞もいうからよくわからん
もっと仕事に興味持ってみろ
マイペースなのにやるべきところはやってる
体育会系じゃねえ
とかそういったことだったと思う。
それから皆家に帰ってからも仕事のことを考えて、ひとつひとつ疑問を
解決していこうとしている。
 
最後のほうに、俺は臨時職員の人の待遇の改善を訴えたんだけど、
そこで皆の意見は、上の人も悩んだ結果そうなったんだから、
おまえはおまえのやれることをまず一生懸命がんばれ。ということ。
俺は全体の話をしてるつもりだったのに、なんでそんな極小ミクロな
着地点になるんだ?とそのときはすごく納得がいかなかった。
けど翌日会社まで歩いているあいだに、
絶望に効くクスリ」の作者がどうしたら世の中は良くなるのか?と
チベットの高僧に聞いた話が思い出された。
高僧は「よいことをしなさい」と答えたそうだ。
どんな大きい問題も、小さなものの集合でできているということだろうか。
世の中を良くするためにはちいさな良いことを積み重ねていくしかない。
それと同じで会社も、社員のいい仕事を積み重ねていくことでしかいい会社にはならないのだろうか。俺がいい仕事をしていくことが、臨時職員の待遇改善にいつかはつながる。
歩きながらなんだか納得させられてしまった。
一は十、十は一とでもいうこと。
むやみに全体からの視点で見るんじゃなくて、現場からの視点でみるということ。

 
金曜の夜の飲み会を、日曜の昼に日記に変換している。
まだ消化しきれた気はしないが、忘れたことに知らないあいだに
俺の血や肉になっていることを願う。
 
そういえば最も印象にのこった台詞は
「2人でも3人でも相手がいればそこが現場」(s先輩)。