交響詩エウレカセブンを全話見終わった。アニメをこんなに見たのはかなり久しぶりだ。


ちょっと驚いたのは、ただのロボットアニメじゃなかったってこと。ロハスなアニメ。
ロボットは闘うための巨大な武器だとか力だとか移動手段だとかそういう役割だけを持ってるわけじゃなくて、本当は対話の道具だった。自然と人間の技術の合いの子であり、人間はロボットを媒介に自然と共存することを考える。人間は余暇に波乗りを楽しんでいるし、ロボットも波に乗って移動する。
自然と発展の折り合いをうまくつけていくってのがゼロ年代なんだろうか?


主人公は偉大な父を持つ15歳の男の子(レントン)。レントンは好きな女の子ができてその子の為に成長していく。
女の子には3人の小さな養子がいて、その子らの母親代わりをしている。母親代わりをすることで女の子は人間らしさを学んでいく。レントンは父親の役を担うことで守られるものから守るものへと成長していく。彼ら以外の登場人物たちも親と子の関係や子と親の関係、兄弟関係を通して成長していく。成長の結果として親になるんじゃなくて、守る側になって成長することで親と呼ばれるようになるものなのかなと思ったりした。


登場人物のことでいえばいつもヒステリーで強気な女の子(アネモネ)が最後の闘いの時に自分の本当の気持ちに気付いて、でも手遅れでどうしようもなくて涙を流す姿にぐっときた。それまでの強気さから片思いの可愛い女の子に一気に変化するところ(ツンデレ?)にやられた。


オタクのおのろけ終わり!