低音がこもって響いたり、ドアがびりびり鳴るのを抑えて、クルマの中でいい音を聴くための作業。
実家の車庫にて、愛車シビックと格闘。
ドア内張りを剥がして、ドアの鉄板をむき出しにする。
鉄板にはものすごく粘る餅みたいな接着剤(ブチルゴム)がついてるのでガムテープと灯油をつけた布でこすって落としていく。手がねとねとで汚れて真っ黒になる。この作業は自分のクルマだからしょうがなくやるけど、他人のクルマだったらあんまし手伝いたくないな。
そのあとドアの内側に開いてる穴に、アルミとゴムでできたシートとアルミテープを張ってドアを密閉していく。穴をふさがないと水分や音や振動がもれていくので。ドアの外側と内側には防音シート、内張りの裏側には吸音シート。ネットでは「内張り裏にはフェルトシートを貼り付けると余計な音が吸収されて良い」とか書いてあったけど、実際にはかなり面倒だったので断念。それでも片方のドアのデッドニングするのに4時間もかかった!
不器用すぎだよ俺。自分のクルマなのに。
クルマで音楽をかけてみると、、、助手席側からはこもりやびびり音がでてこなくなったような気がする。運転席側の音も出してるし、運転席に座って聴いたからよくわからんが。


後半戦、運転席。
暇そうな父がやってきたので手伝ってもらう。
シートを切って貼っていく作業。父は持ち前の性格を発揮してきちきちと正確に作業していく。が、この作業によって得られる「良い音」はクルマの乗り手(俺)の主観に委ねられるものであり、ふつうの人、特に作業前の俺のクルマに乗ったことがない人には全くよく分からないものだ。どれだけしっかり作業したところで、音の聞き手の耳が悪ければ作業前と音の違いなんて理解できないし、ましてや作業の巧拙など判断できるわけがない。剥がしたり貼り付けたり作業をしたのはドアの内張りの裏側の部分だから、日常的にクルマに乗っていても絶対見ることがない訳だし。
俺も最初はきちっとやろう、完璧にやろうと思って作業したわけだけど、がんばった結果は見えないし、音を聴いたってどの位がんばったのか完璧なのかなんて分からん!というわけでどんどん適当(いい加減)になって行った。


7時半、終了。ずっとしゃがんでいたから腰が痛む。
最後、どんな音がでるのか視聴してみようと思ったが音がでない。
ずっと室内灯つけて作業してたからバッテリー不足かな?と思ったけど、
帰るときにもまだ音はでないまま。
疲れたし、雨降ってきたし。
結局、音楽は聴けないまま、「音質アップ」の効果は確認できないまま静かにアパートに帰った。


デッドニングすればもうカーオーディオでやることはないと思ったんだけどなあ。続きは後日!