DateCoursePentagonRoyalGarden活動終了!

ショックを受けている。
デートコースペンタゴンロイヤルガーデン(DCPRG、以下デートコース)が活動終了に。
2007年4月25日をもってライブは終了、あとはラストDVDとラストCDが出て活動終了、ということだそうだ。
http://www.kikuchinaruyoshi.com/dernieres.php?n=070430215537
さっき気付いた。2週間も遅れて。まぬけ。
残念だ。非常に残念。


大多数の人間に知られていない(よく言えば知る人ぞ知る)マイナーバンドである。おまけにインストバンドなので周りの人に勧めてもなかなか好まれない。
だけど俺は大好きだった。
俺の音楽観に大きな影響を与えてくれたバンドだった。デートコースを聴いていなかったら、今頃はどこで何を聴いていることやら。


3年と少し前、どっかで紹介されていたデートコースのセカンドアルバムを好奇心と期待から衝動買いした。初めて聞いた時にはバンド名も曲名も意味不明(特にセカンドは)。曲の内容自体も意味不明であった。
でも、なんども聴いているとちょっとずつ面白くなってきて、そのよくわからなさが逆に謎めいて格好よく思えて心を捉えた。
年上の、大人の女性に恋をしたようなものだった。
ここからインストバンドを聴くようになった。
菊地成孔の本も読んだし、ライブも観た。メンバーの別バンドの曲も聴いた。だけどそれでも理解し得ない文字通り雲の上の存在だった。


そんなデートコースが終わってしまうなんて!
ずっと俺をリードし続けて欲しかった。いつまでも活動を続けるものだと思っていた。
憧れの人が永遠に会えない遠くへ行ってしまう。寂しくてしょうがない。


<留まるな。そして、常に前の時代が懐かしい奴らに文句を言われていろ>
↑とは菊地さんが引用しているマイルスデイヴィスの言葉。


デートコースは進み続けなければならないのか。
何かを得るためには別の何かを失わなければならない。
何かを失わずに別の何かを得ることはできない。
そうかもしれない。何かを失ったとしても、進むべき時はある。
そして俺には見送ることしかできない。


DateCoursePentagonRoyalGarden、今までどうもありがとう。