朝日のあたる道

長崎五島列島から昨日の鹿児島港まで、およそ一週間のあいだ毎日夕日が見たいと思っていた。
見よう見ようと五時ころの西の空と海を気にかけていたのだけれど、ある日は雨が降ったり、晴れていても水平線に雲がかかっていたり。結局海に沈む夕日を見ることはできなかった。
折り返し地点のつもりだった屋久島を過ぎて、旅は後半戦。帰り道というか、復路というか、上りに対する下りというか。お日様に関して言うのなら、日本海に沈む夕日を眺める道から、太平洋に昇る朝日を拝む道だ。夕日の道では朝寝坊がちになっていたから今後はできるだけ早寝早起きを心がけたい。理想はラジオ体操をすること！厳しいかな。

ひと月前、北海道の知床では４時過ぎに日が沈み始めて五時前にはもう真っ暗だった。九州では12月になっても五時過ぎに日が沈む。日本列島は小さいようで大きいのかもしれない。