アラバキロックフェスティバル

afterashita2008-04-27

2日目。朝の光がまぶしい。昨日の夜のうちに雨は終わってしまったようだ。
天気予報がすっかり変わってる。


SPECIAL OTHERS
晴れた野原にぴったりのバンド。夜よりは昼が似合う。「good morning」が心地良すぎ!一発目からいい気持ちに。早くも体を動かしてTシャツになる。
午後からスペアザTシャツ買いに行ったら小さいサイズからほとんど売り切れてた。女子に人気?


TOE
3曲くらいで曽我部さんに行ってしまった。もっと聴いてたかった。
MCがゆとり教育?とかよくわからんかんじ。いつもあんななの?


曽我部恵一BAND
物販に行ったら一番人気がこのバンドだった。SokabeKeiichiBandの頭文字「SKB」がにいみさんには「スケベ」に見えるらしい。
音合わせからステージで待機してて、円陣組んでスタート!
「俺は晴れ男だから。俺を呼んどけ!」と言っていたけど、曽我部さんには晴れ男だと信じさせるだけのエネルギーがある。実際晴れてた。
皆で手を叩いたり、歌ったり、曽我部さんはオーディエンスを休ませてくれない。持ち時間35分用の体力で、最初から最後までトップギアで突っ走った!「テレフォンラブ」では歌詞は「テキトウでいいから!」とテキトウを連呼。自分の曲なのにゆるいなー。そこが素敵。


DO MAKE SAY THINK
初めて音を聴いたカナダ発のインストバンド。なんだかnatsumenを思い出させるサウンドで好みかも。と思ったけど激しい眠気に襲われてほとんど寝てしまった…。


ゆらゆら帝国
今日一番期待していたバンド。坂本さんのギターは格好良いなあ。空洞なのに密度が濃くて、クールなんだか熱いんだか。もっと聴きたかった。


Double Famous
気仙沼大使の畠山(美由紀)さんがボーカルで登場。port of notes大好きなのでとても嬉しかった。ロックと言うよりフェスティバル。華やかな夢の国のお祭りというムード。そんなに人は多くなかったけど、大人の暖かい雰囲気で気持ちいい。2時間くらい聴いていてもいいくらい。


原田知世
アラバキにアイドルが降臨。彼女が登場した途端、「かわいいー!」って声が一斉に。笑っていいともか?!ってくらい。実際、とても美しい。さっきウィキで調べたけど40歳なの!ありえない!そしてとてもかわいい。風で乱れた髪を直すしぐさや、寒さでかじかんだ手を暖める姿、そして曲が終わったときのはにかんだ表情といったら!ひとまわり以上年上だけど全然ストライクだった。少女なんだ。時をかけてるよリアルに。
知世さんが「最後の曲になります」って言ったときにみんなが発した「えーー!」は(いいともか!)他のアーティストに発せられたものとは全く違う、ため息に近い声。もっと見ていたかった。ベースに鈴木正人さんとかいたけど、音楽の話はなし。ルックスと声でお腹いっぱい。


遠くからオリジナルラブの「朝日の当たる道」が聞こえてきた。昔すごく好きだった曲。懐かしい、久しぶりに聴いたすごく良い曲。


FRICTION
原田知世から一気に男の世界。俺の生まれた歳にデビューしたバンド。とは到底思えない。ステージが見える前から爆音がカラダに響いてくる。中村達也さんの雨あられのようなドラムと、RECKさんの嵐のようなベース。暴風雨のように吹き荒む音。間違いなく本日一番のロック。格好良過ぎ。演奏終了後、ドラムスティックを観客に放り投げるような振りしてステージに放り出す姿。渋い。FRICTIONの二人のようなおっさんになりたい。


忌野清志郎
ミスター完全復活。貫禄を感じる。日本でロックスターといえば矢沢永吉かこの人くらいじゃないだろうか。ハーモニカ吹いたりフルート吹いたり消えたり!飽きる暇がない。とにかく楽しませてくれて、病気のことを思い出すと2倍感動。あーもう元気になってくれてよかった。最後はもちろん「雨上がりの夜空に」でしめて。本当素晴らしかった。毎年大トリでも納得。



あっという間に過ぎた二日間。雨はしんどかったけど、楽しかった!なんかどのバンドも「良かった」と「もっと聴きたかった」という感想ばかりだ。今回は聴いた事のないバンドをたくさん聴くことができてたくさん収穫が有った。


写真はアラバキピチカートファイブのTシャツ着てたおそらくただひとりのひと。