霜降り信仰
霜降りが大好きだ。
霜降りといっても、肉じゃなくて洋服のこと。
古着なんかでよくある、スウェットやTシャツによく使われる濃淡のムラのある灰色の生地。その雰囲気がすごく好き。カジュアルでも落ち着いた感じがして、味わいがあって。同じ生地からできた服でも一枚一枚なんとなく違う表情がある気がする。
グレイだから何色にでも合わせられる。だから無地の霜降り地のTシャツをふだんよく着ている。
新品でもぴかぴかまっさらって風じゃないし、着古していてもぼろぼろには見えない。白い生地のように簡単に黄ばんだり黒ずんだりしないし、黒い生地のように色あせたりしない。長持ちするところも好きなところだ。
アメリカ製の洋服で、厚みがある霜降りグレイのものを見つけると嬉しくなって
くせのない毎日着ることができるものならすぐ欲しくなる。くつしたやTシャツはそういうものが最高だと思っている。
プリズンブレイクの主人公がよく着ているのでなんとなく嬉しくなった。囚人の普段着に指定されているのかもしれないが。
写真はkapitalのスウェットパンツ。