プリズンブレイク シーズン1・シーズン2

アメリカFOXTV制作の連続ドラマシリーズ。
無実の罪で投獄され死刑囚となった兄を救うため、弟マイケルは自ら同じ刑務所に入ることで兄を脱獄させようとする。弁護士は無罪を証明しようとし、謎の組織は全てを闇に葬ろうとする。


ここ何日か、一日に数話ずつ見続けた。
登場人物は囚人や看守、それから政府の人。ほぼ全ての人間が自分のことを第一に考えている。保身最優先。マイケルだけが人(兄)のために働こうとしてる。皆が自分の利益を求めるなかで、脱獄するためには手を組まなければならない。信頼はできないがそれぞれの利益のために仕事をする。究極のビジネスパートナーというか。そこには義理と人情というものはほぼ皆無であり、自分の利益のためにはとことん自己主張しなければならない。日本的な、高倉健さん的な要素は全くなくて、そこが面白かった。


登場人物ほぼ全員が多かれ少なかれ犯罪を犯している。善人は人を傷つけるのにためらいがあるんだけど悪人は全く躊躇がない。善人はクルマを盗んだだけで悪いことしちゃったなあって感じがするんだけど、悪人は一人殺すのを止めただけですごく良いことをしたような感じになってしまう。あれってずるい。10個の悪行に対して1ついいこと(悪くないこと程度であっても)をしただけでなんだか良い奴っぽくなるのって納得がいかないな。


主人公はすごいイケメン坊主なんだけど、全国指名手配になっても絶対顔ばれしない。他の奴らはすぐ顔ばれて追いかけられるのに。謎。


シーズン3もそのうち出るらしいけど、それは、まあいいか。よくがんばった。マイケルも俺も。