ライジングサンロックフェスティバル1日目

afterashita2008-08-15

今年も性懲りも無く行ってきました石狩湾!祝ライジング10周年の記念大会。
今年の日記は去年より長め。


9時に宿を出て早めの会場入りを目指す。しかし考えることは皆同じで、バス乗り場から超長蛇の列。ようやく会場入りできたのは12時ちょっと前。さっそく降ってきた雨にも負けずまだ空いてる物販を物色、ガチャガチャにトライ。100円でアーティスト缶バッジが1個のところに二人で3000円も投入!RSR歴代ロゴバッジをコレクト。サニーデイサービスのバッジは全く見つけることができず。
昼間からホクレンジンギスカンを食べようとするも、今年から炭火つきジンギスカンセットはなくなったらしい。ものすごい残念!!しかたなくスープカレーをいただく。これはこれで美味しい。でもジンギスカン・・・。


くるり
メインステージのオープニングアクト。登場までまだ10分以上時間が有るなとステージ近くでのんびりしてたら、機材セッティングの音がいつのまにかメロディに聞こえ出した。そして歌声!ようやく事態に気付いてステージへ走る!!リハーサルなのか本番なのかとにかくくるりが登場している。一曲演奏した後、「まもなくくるりの登場です」と言って舞台袖へ消えていった。
15時、主催者に紹介されてあらためて登場。
一曲目の「ワンダーフォーゲル」が嬉しい。ここ数年くるりから遠ざかっていた俺にも優しく響く。岸田君はやたら息の合ったサポートのおっさんとともにギターをかき鳴らす。このすごいおっさんの正体は内橋和久さん(UAのサポートとか活躍)だった。
雨が降ったり止んだりする中、岸田君は「俺ぐしょぐしょ好きやねん」「濡れていこう!!」と素敵な下ネタ。くるりは雨が似合うかも。そのあとにやった「ばらの花」がまた濡らす。フルカワミキちゃんのコーラス部分は内橋さんのギターがカバー。おっさん呼ばわりしてすいません。
ラストは「東京」。大学生のときよく聴いてた懐かしい曲。すごいぞくるり


矢野顕子
一曲目はバカボンのうた。矢野さんも好きだったんだな。
札幌に来たときは必ず食べるという「オオカミ?ラーメン」のことを長々とお話してくれた。宮沢和史さんと並んで食べたとか。うまそー!と煽っておいて「ラーメン食べたい」はやらないのなー。
高校生のときに初めて矢野さんをちゃんと聴いた曲「ひとつだけ」もやってくれて感激。ずっとかわらないすごく自由で優しいピアノ。音楽そのままの矢野さん。
今度アルバムが二枚同時に出るそうで、
「お金がある人は両方買って。お金がない人は、、ねえ?」
って言ってくれたのがなんだかおかしくて嬉しかった。


矢野さんはくるりとどっちが雨降らしだ?的な発言をしていて、結局両方で雨が降った。
曽我部さんは自称晴れ男で、実際彼の出演時間には雨は降らなかった。曽我部パワー恐るべし!と思った一時間。(そのあとも雨は止んでたり、たまに降ったり。)


ピロウズとPort of NotesをあきらめShing02を半分。
ムーンサーカスはでかくて照明もかっこいい。陰のメインステージだ。
mp3で配信されてる音源しか聴いたことが無かったけど、本物はやっぱり全然違う。
生ドラムとヴァイオリン、コーラスも一緒の生音のヒップホップ。ラップは生で聴くには鋭すぎて難解だった…。でもかっこよかったー。


東京事変
曽我部恵一ランデブーバンドを横目に見ながら(普段なら見に行くんだけど)、本日のメインへ。曽我部さんやスチャダラパーなら見たことはあるし今後もあると思うが、東京事変を見ることは俺の人生において最初で最後になるかもしれない。そう考えた連中なのか熱心なファンなのか登場前からかなりの人数が集まる。
現われた東京事変はクールな揃いの和装。椎名林檎さんは小さくて当然のように着物が似合う美人。ギターを持つ手つきも三味線を抱えた芸子のよう。「お目にかかれて光栄です」って礼儀正しい挨拶も素敵。むしろこっちの言うべき台詞。ステージ横にスクリーンがあっても無くても彼女に視線を向けざるを得ない特別な存在感。
東京事変」としても文句のつけようがない。


菊地成孔ダブ・セクステット
久しぶりに聴いた硬派なジャズ。タイトなスーツ姿から打ち出される音をその場でエンジニア(パードン木村さん)がダブ加工。という予備知識はあったんだけど、実際観てると面白い。菊地がたまに指示して演奏をまとめてるし、パードンさんも出た音に変化をつけるだけじゃなくてノイズを自ら出したり、ピアノの音にエコーかけたり。半分は音響効果だけど半分は演奏者なんだ!
盛り上がってきた頃に、泣く泣く中座。


THA BLUE HERB
去年のライジングサン、真夜中のサンステージでいっぺんに好きになった。
詳しくはhttp://d.hatena.ne.jp/afterashita/20070818
言葉を音楽と全身を使って相手に届けようとするラップ。BOSSの圧倒的な存在感と表現力。思いを届けようとする強い意志の力を感じずにはいられない。彼のような声と表現力があったらなあ。
「サッポロ」「ライジングサン」「ムーンサーカス(ステージ)」という言葉がいくつもちりばめられていて、練り上げられたラップとこの場所への気持ちが伝わったような気がした。
今年も彼等を見て、去年よりももっと好きになった。Shing02も観てた。


ミドリ
本日のラスト。藤井フミヤよりミドリでしょ!そんなに大きくないグリーンオアシスは人であふれていた。
演奏が始まったとき、ボーカルの後藤まり子を見つけられないでいた。彼女は黒髪のボブだったはずなのにくりくりの丸坊主に髪型が変わっていた!
「世の中で一番かっこええバンドがなんだか知ってるか?!」という問いを投げかけ、
「『あぶらだこ』じゃぼけぇ!!」と怒鳴った答えに爆笑。あぶらだこ知らなくてすいません。
去年も凄かったけど坊主になったらより破壊力が増したような気がした。


夜は宿へ。翌日へ続く・・・