東京ラブストーリー

漫画を読み終えたのに続き、ドラマも観てしまった。


もう20年近く前の作品なんだなー。
自分がまだ小学生だったとき。
このドラマを母が観ていて、
最終回で涙をぼろぼろこぼして泣きに泣いて
テーブルにティッシュの山が出来ていたことを覚えている。
あの頃は母がどうして大泣きしているのかなんて全く分からなかった。
それから覚えているのは雪が積もった古い小学校の映像。
そのぐらい。


今では母がどうして涙していたのかわかる。
これは叶わない恋の物語。
自分とは全く違う人に、だからこそ強く惹かれて、
しかしそれゆえに別れざるをえない。
そんなことは初めから気付いているのに、
どうしても好きになってしまい、
そして別れなければならなかった。
そんな物語だと思った。


リカ(鈴木保奈美)は思いが強すぎて、
出会いから終わりまで全力疾走で駆け抜ける。
自ら破滅へと真っ直ぐ進んでいる。
自分でも分かっているはずなのに。
それが観ていて何より辛く、そしてうらやましかった。