買い物日

久しぶりに街なかに買い物に出かけた。
雰囲気のいい老舗のセレクトショップがセールしてて、
久しぶりに小ぎれいな服を買い求めたくなったのだ。
ユニクロじゃなくてね。


店内を見回していたら、気になる服を見つけた。
少し明るいグレイで、やや薄めの柔らかいコットンで織られた7分袖のTシャツ。
色も形も、無地で落ち着いてる佇まいも好み。
値段も安い。
すっかり気に入ってしまった。
ただ、セールの宿命かワンサイズしか残っていない。
Lサイズ。
普段SかMくらいの自分には明らかに大きい。
それでも諦め切れなくて、
ゆったり着る分にはいいんじゃないかなんてしつこく体に当てて見ていたら、
店員さんにはっきり
「それはおすすめできません!」
釘を刺されてしまった。
店員さんに言われちゃしょうがない。
涙を呑んで引き下がったのだった。




帰り道に通った古着屋は大セール中。
思わず引き寄せられて中に入る。
ビルケンシュトックのサンダルが
新品同様のコンディションなのに思い切り安くてつい購入。
明日会社に持って行こう。


それから、そこの店は
ファイヤーキングの皿やカップがとても安くて、
(といっても普通のグラス以上には高価だが)
惹かれてしまった。
ちょっとしたTシャツくらいの値段で、50年代の食器が手に入るなんて素敵じゃないか。
今度給料が入ったら買いに来ようと思った。
(そう思ってそのままになることもよくあるけれど)
今日はそう思った。