ミドリ@郡山club#9

ジャズパンクロックバンド?ミドリのライブに参戦!
しかもモーサムトーンベンダーとの対バン!!


仕事後おもいっきり自転車をこいで家に帰り、
急いで車を走らせ郡山へ。
club#9へ急ぐ。


昨日購入したチケットは152番。
福島ではあまり知られていないのか?


まずはモーサム
ライブ観るの何年ぶりだろう。
音が太い。厚い。重い。
ベースが好きだ。
見た目そのまんまの筋肉質な太い低音。
百々も格好良い。
自分知ってる曲「idiot」「ロッキンルーラ」くらいしかないけど、
聴けて嬉しかった。
特に「idiot」!詩が特に好き。すげー格好良い。
この曲、友達からもらったMDでしか持ってないのが悲しい。


続いてミドリ。
2年ぶりか。
ボーカル後藤まり子はおかっぱに真っ黒なアイメイク、
チェックの普通の女の子が着るみたいなふわっとしたカットソー。
中身はもちろん普通なんかじゃない。
こんなにとんがってる「女の子」みた事がない。
他の誰かじゃありえない唯一無二の存在。
叫んで、ささやいて、ギターかき鳴らして。
自分が逆立ちしたって泥酔したって薬物の力を借りたって出せないであろう
テンション、エネルギーをこの人は出している。
そこらじゅうに発散している。
身体中の細胞を振動させて音を発している。
その姿に憧れてやまない。
一言で言うなら格好良過ぎ。
彼女だけじゃない。
他のメンバー、
ピアノ(キーボード)、ウッドベース、ドラムだって素敵だ。
ジャズバンドみたいなフレーズを紡ぎ出したり、
ノイズギターと相俟ってフロアを爆発させたり。
ピアノは特に、不穏な空気を生み出したり
綺麗なメロディをループさせたり、最前線で観客を煽ったり、
鬼にも仏にもなるという感じ。


「デストロイ!!!」と叫ぶ「ゆきこさん」ももちろん大好きだけど、
後藤まり子が叫ぶ
どん底!ここがどん底
ってフレーズがえらく心に刺さった。
今はどん底にいる。そのくらいの認識で今を生きろって。
額から汗が流れ落ちるくらい跳ねていたら、
後藤まり子がステージから降りてきた。
俺の手が届くところを通り過ぎて、フロアの後ろまで歩いて、そこで歌った。
文字通り「地上に降りてきた」という感じだった。


間違いなく観にいって良かった、後悔のない一夜。