金曜日は課長と同僚と3人で飲みに行った。
そんなに酒量は多くなかったが、
いいかんじでふわふわになった。
その酒席の会話を思い出すと、
自分がなにやら話をしている時間が長かった気がする。
他の二人が話すより、自分が話す時間が、自分が話題を振ることが多かったような気がする。
単純に二人の話を覚えていないだけかもしれないが。


かつて(前職では)、自分は仕事関係の人との飲み会の時は
聞き役に回るのが常だった。
周囲の人たちがひと回り以上年上ということが多かった、ということもあるが、
それ以上に、
自分は「人に語れる(と自分で思える)話」というのを思いつかなかった。
自分には「面白い出来事」や「周囲が興味を示すような趣味や体験」なんて
無い
そう考えていた。


しかし、それからいろいろあって、
どうにか「旅の話」という、いくらか人の興味を引きそうな、
かつ自分のオリジナリティのある話題を獲得する事ができた。

語れる話題がある、というのは不思議なもので、
とりあえず自分には人に聞かせられる話
(と思っているのは自分だけなのだろう)があると思うと、
なんとなく心に余裕ができる。
そうすると、
他の話題や他人が話している話題についても絡めるようになってくるのだ。
心にひとつ、
自信をもてるものがあると他の事にも余裕が持てる。


とりあえず、今はそう思える。