サマータイムマシン・ブルース スタンダード・エディション (初回生産限定価格) [DVD]出版社/メーカー: ポニーキャニオン発売日: 2006/02/15メディア: DVD購入: 5人 クリック: 236回この商品を含むブログ (403件) を見る

演劇が原作。大学のSF研究会の部室になぜかタイムマシンが!!
一日前の世界に、壊れる前のリモコンを取りにいく。
 
すごい面白かった。
登場人物がみんな純粋で無欲(おばか?)なのが美しいほど。
もしタイムマシンがあったら、
間違いなく過去の世界で競馬やって大もうけとか、
80万年後の世界で大冒険とかするんだけど、この映画ではそうならない。
部室のクーラーのリモコンを取りにいく。
なんだか買出しに行くような感覚なんだけど、
それがすごく地に足が着いてて、ふつうでいいなあと思う。
そして彼らはタイムマシンを何回も何回も使って(無駄遣い!)
過去と現代を行ったり来たり。
事態の混乱に拍車がかかっていく。
タイムマシンとか、時間軸のずれとか、複雑な脚本とか、
中身は難しいのに、あくまでやってることはゆるい大学生の生活そのままで、
生活そのままだから突然タイムマシンが出現しても
あくまでギャグの延長というか、ちょっと面白いものあるぞという感覚のままで。
そのギャップが面白いんだきっと。
主人公たちSF研究会の面々も一様にやるきない大学生で彼女居ない感じをだしてて、
その地味っぽさもすごいいい感じだった。
この映画にKAT−TUNが主演してたらどんなに面白くても絶対見なかったと思う。
 
俺は上野樹里のファンなのだが、
彼女は恋愛に絡むのか絡まないのかわからないくらいのときが
とても可愛い。
気になる?男の子に彼女いるんだってよって聞かされたときの、
ちょっと戸惑ったような切ないような表情がとてもよかった。