住んでるところをきれいにする日

午前3時に起きる。
外はまだ暗い。空は藍と灰が混ざり合ったような色。ところどころオレンジ色の街灯が照らしている。夜明け前のドライブは久しぶり。我がアパートへと急ぐ。
 
4時半から地域のクリーンアップ活動。
川沿いの堤防(ブラックバスが釣れるらしい)を歩き、ごみを拾っていく。
空き缶やペットボトル、釣りえさの袋や発泡スチロール。
変わったところでトイレットペーパーの包みや野球ボール、片方だけの長靴。
ごみの量は想像以上に多く、1キロほど歩くとゴミ袋にして10個分のごみを回収。
人間の活動の範囲は想像以上に広く、堤防の隙間、木の根元、側溝の中、あらゆるところに満遍なく活動の跡(ていうかごみ)が残されている。
もし人類が明日絶滅して、数万年後に知的生命体が地球を訪れたときには、きっとごみを通じて人類の活動や生態を調査することだろう。
ごみには人間の活動のあらゆるものがあった。
6時に終了。帰って二回目の睡眠をとる。
 
9時からはアパートの周りの清掃活動。
24室あるアパートから6割ほどの住民が集まった。
廊下の汚れを洗い流し、周囲の草を刈り、抜き、除草剤をまく。
朝までは草が茂っていたが、昼には見違えるように綺麗になった。
そのあとは中華料理とビールで打ち上げ。
住人のほとんどが地域で働いている人間、すごく地域密着な感じ。
 
帰ってまた昼寝。
 
起きたら鼻とのどの調子が悪い。風邪をひいたかも。
新たまねぎがくさって、ゴミ箱でどろどろになりかけていたようだが、鼻が悪いのでいまいち匂いがわからない。
すぐ捨てたけど。