職場飲み会。筍とおいしい魚をいただく会。
 
細長い筍を焼いたり味噌汁にしたり。何ダースも喰らった。
イカの刺身を肝(ごろと言うらしい)で和えて喰った。
生ビールで流し込んだ。
 
話したおじさんたちが、26、27歳で結婚したと聞いて、もうそういう年頃なのだなと確認。職場飲みのたびに確認。
6歳上の先輩が住宅ローンを借りるらしい。3千万円を30年ローンで、利息が2千万円付いてくるのだそうだ。へこむ。
その先輩には「おまえはまだまだ全然だ」と言われ、同僚には仕事にメリハリをつけろと言われた。
今年入った後輩は大きすぎる父親の影にまいっていた。「父」とは男の子にとって世界の秩序であり越えるべき対象。いわばゲームのラスボスのような存在じゃないだろうか。
ラスボスとあまりコミュニケーションを取らずに過ごしてきた俺は、いまでも世界のことがよくわかっていない。よくわからない敵を探し倒すのは結構困難だ。
だから超えるべきラスボスのいる後輩がちょっとだけうらやましい。