夏至の夜

今日は夏至
いつもより遅い7時40分に行動を開始し、
夕方7時頃には同期のヒロキ君と人事異動について話しをする。
帰る頃には外は明度の低い青色に変わっており、ついに日の出も日没も見ることはできなかった。曇り空なのに心なしか明るい夜。
 
簡単な夕食を食べたあと、「でんきを消して、スローな夜を。」ということで
100万人のキャンドルナイトというものに参加してみようかと思いたつ。
6年位前にもらった小さなキャンドルを6つ点し、部屋の電気を消してみる。
ぼんやりした黒のなかに小さなオレンジ色が6つ浮かぶ。
 
く、暗い。。。
これじゃ本も読めない、テレビもパソコンも見られない。
一人暮らしの俺はなーんにもすることがなくなってしまう。退屈で静かな夜。
これじゃつまらない。
ということで1分で断念。半分電気を点けて本を読む。
 
すこしすると玄関のチャイムが鳴り、アパートのカンノさんとサトウさんが入ってくる。人数分のビールを持って。予期せぬ来客。鴨が葱しょってやってきたってか。
早速、再び電気を消して大ベタにジャックジョンソンなんかかけてみる。
即席のスローな夜。
なごむ。
ひとりだと退屈な夜も3人居るとのんびり楽しく過ごすことができるんだ。
隣人のサトウさんは結納を交わしたそうだ。いずれアパートを出るのだろう。
そんなことももはやどうでもいい。カエルは雨を求めて鳴き、つばめは静かに眠っている。

再び半分電気を点けて、一人でパソコンに向かう。夏至の静かな夜。