商品見本市

朝七時集合で仙台へ出張。
スーパー勤務の4人で夢メッセ宮城で行われる食品見本市へ。
大手食品卸によって行われた、ハウスやら明治やら明星やらサントリーや亀田米菓その他
おそらく100以上のメーカーが集まって小売店と商談するイベント。
 
俺は前日の夜更かしが祟って朝起きたのは6時50分!
しっかりした商談の場に参加するのに、顔は洗わず、ひげも伸びかけ、シャワーも浴びておらず、
シャツは一番しわが目立たないもの。という最低な状況での出発だった。
ちゃんと目が覚めないので行きのクルマ(高速道で3時間以上)の中ではかなり憂鬱だった。
 
しかし会場についた頃にはしゃっきり。
若き上司ホリさんと、わが社(スーパー部門)担当の卸会社フジタさんと共に会場を回る。
ホリさんはお酒担当。なのでお酒関係のブースを回り、商品をチェック。
これが凄く大変だった。
有名無名あわせて30以上は有った酒メーカーのブースを順番に回り、メーカーさんの説明を受け、試飲していくからだ。
最初はアサヒのブース。
高級ビールの新製品プライムタイムを一口試飲。うむ、うまい。黒系の発泡酒
その隣にある未発売の泡盛(25度)を一口試飲。飲みやすい。けど泡盛。そして同社の赤ワインも。
カタログとお土産にプライムタイム350缶を頂く。
隣のブースは忘れたけどキリンかなんかで、やっぱり焼酎。
そんなかんじでビールや焼酎、日本酒、ウイスキーのブースが延々続き、お勧めの商品や気になるものを一口ずつ試飲。「いらっしゃいませ。わが社では9月から新製品の焼酎を売り出します。ウイスキーの樽を使用した本格派麦焼酎です。よろしかったら一口どうぞ。よろしければこちらの限定高級版も。申し遅れました私なんとか酒造のなんとかです。ひとつよろしくお願いいたします。(頭を下げ名刺を差し出してくる)いやこちらこそよろしくお願いしますO型村のafterashitaです」というやりとりもあちこちで行われた。利益率の高い紙パックの日本酒だとか試しにどうぞの一本5000円のシャンパンとか。もう頭の中も肝臓もパニック。30分の昼食を挟み、11時から3時近くまで。仕事だからへろへろにはならないけど、俺もホリさんもぐったり。ほんと俺は何も知らない。どんな商品が人気が有るかとか、うちの売れ筋は何かとか、どういう陳列をしたら売れるのかとか。無知もいいかげんにしとけだ。そんなことを考えながら回っていく。
 
同行した菓子担当のトヨさんは、お菓子をたくさん食べて楽しかったかと言うとそんなことはなく、
チョコレートと飴の食べすぎでブラックのコーヒーを飲んでも口の中が甘かったとか。
一般食品担当のサトさんは、うどんやそばや寒天飲料を何種類も飲んで満腹だとか。
それぞれに厳しい仕事だった。 
 
酒担当の二人は帰りの車内でひたすらうとうとだらだら。長い日帰り出張だった。
カップ酒や輸入菓子やお茶やシチューのルー。サンプルをたくさんお土産に帰社。