東京大学のアルバート・アイラー―東大ジャズ講義録・キーワード編作者: 菊地成孔,大谷能生,飯野友幸,野田努,大友良英,濱瀬元彦,本條晴一郎出版社/メーカー: メディア総合研究所発売日: 2006/03/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 30回この商品を含むブログ (109件) を見る

お正月の課題図書。ジャズにまつわるあれこれ
去年の正月はこれの前編を読んでた。
難しいやっぱり。音楽知識も音感もない俺は、五線譜が出ただけで頭を抱えてしまう。ましてコード進行なんて。アラビア文字に見えてくる。
ジャズとダンスを巡る野田務の話と、即興演奏を語らせると怖い大友良英が面白い。それ以上は難しいのと複雑なので言及できない。
確実に理解できたと思えるのは、「録音」という技術がなければ(つい100年前までは無かった!)音楽というのは現在のそれとはかなり異なるものになっていただろうということ。録音技術が無ければ、音楽を聴く方法は一つ。演奏者のできるだけそばに行って、生で聴くことだけ。まるで伝統芸能か演劇を観る時のように。録音技術があったからこそ、ポップスがあり、音楽の発展がある。
なんて。ほんとはもう2回くらい読まないと分からないかな。