ちょっとだけ早起きして、出勤前に自分のクルマを見てみた。
昨日実家の車庫で貼ったスモークは、朝の澄んで鮮やかな光の下で観ると満足とは言い難い出来だった。一応きちんと切って貼られてはいるものの、端のほうにはうまくできていない証拠のすき間、あちこちに埃や空気によってできた小さな泡ができている。がんばって作業した痕跡は十分残っているんだけど、残念だけど、これじゃ合格点はもらえそうにない。クルマの内側から見ても、外側から見ても。
自分でも納得がいかないから、思い切って手を伸ばした。
指先に力を込めて、ガラスの端からべりべりと剥がす。
1分ほどで、車内は24時間前の状態に戻った。外の光がそのまま車内に入ってきて、中から外を見ると思いのほか明るい。ガラスが清掃されて綺麗になった効果もあるのかな?


昨日がんばって作業したスモークフィルムは、あっという間にくしゃくしゃ音を立ててかさばるごみとなった。スモークは3千円以上。作業の結果はごみとなり、後にはきのうぶつけた傷だけが残った…。


なんてふうには思わない。見た目には傷が増えただけ、財布からは夏目漱石が数人いなくなった。でもマイナスじゃない。
スモークフィルムを貼る経験とノウハウ(大したこと無いけど)を得たし、これからバンパーの傷を直すことによって、簡単な修理や傷直しの経験値を得ることができる!クルマはそもそも傷ついたり直したりを繰り返すもんだし。
今はとにかく前向きに物事をとらえたい。