苺は最後までとっておく

実家の自室をようやく片付けた。室内には本棚とベッドだけ。壁も床も拭いてみた。多分10年ぶりくらいの大掃除。面倒なものはとりあえず妹の部屋へ。これでようやく引越しを始められる。荷物を受け入れてくれる場所を確保してからじゃないとアパートのほうに手をつけられないんだ。漫画と本と雑誌だけでも結構かさばるし。それにしても部屋の模様替えを考えるのは楽しい。


おいしいものは最後までとっておくほうだ。
ショートケーキに乗っかってる苺はバランスを崩して落っこちそうになるまで大事に取っておくし、ケーキの方だって美味しかったらフォークで削りとるように大事に大事に食べる。


アパートの部屋の引越しがなかなか進まない。ものを片付けていてもぼーっとしたり、雑誌や漫画を読み返してみたり(普段読まないものにかぎってこういうときに日の目を見る)。やりたくないことは先送り。可能な限り後回し。夏休みの宿題も、初めのうちは手をつけない。


俺は最後まで取っておく性分と言うより、ただの面倒くさがりなのかも。なんでも後回しにしてしまう。
もしかしたらおいしいものを食べ終わるのも、楽しいことが終わるのを先送りしたかっただけなのかも。


夏休みは長い。引越しの期限は27日。あせらずやろう。