なあなあ10年なら一瞬の夢さ

やりたくねえ事やってる暇はねえ
アパートを引き払って実家に戻ってきたが、いまだにモノが片付かない。
まだダンボール箱が何箱も手付かずのまま置いてある。特に服。部屋のクローゼットが小さくて昔のものばっかりで、持ってきた洋服ケースが入らない。


クローゼットの下のほうに寝かせてあった、中学生時代の服を思いっきり処分した。もう着ることは無さそうだし商品価値だってまず無い。燃えるゴミ袋へ潔く放り込んでいく。一応、どんな服をとっていたのか多少なりとも着れる物があるか確認したけどそんなことは余計な心配だ。安っぽいタートルネックのニットとか、サイズがやけにでかいネルシャツとか、、数はあんまり多くなかったけど恥ずかしくて伏せて置きたいものばかり!今思えばなんでこんなの買ったんだろうというような。見せられないから黒いゴミ袋が必要。ジャージとかもポイ。もう絶対着ない。


メンズノンノだったかファッション誌で、モデルが長く愛用してる私服の記事を見たことを覚えてる。数え切れないほどの服に触れてきただろうに、5年10年と愛用しているものも必ず有って、あんなふうにずーっと愛着をもって大事に着続けよう!とそのとき強く思った。


27歳になった今、10年間愛用しているものはいくつあるだろうか?
高校のときの服は大学に入ってからフリマでガンガン売ったらしくあんまり残っていない。バイト代が入るたびに買ってたのに。
10年前に買って今でも着てるのは、ドゥニームの青いオックスフォードボタンダウンシャツ。ムトウ君から譲ってもらい、以来大してサイズが変わらないまま。春とか秋の今頃重宝してる。愛用品はそのぐらい。
5年愛用してるものなら結構有るんだけど。やっぱ定番アイテムを揃えた方がいいんだろうか?


10年後も、今着てるものに愛着を持って、たまーに格好良くなくてもこざっぱり着れる様な、そんなおっさんに私はなりたい。