グミ・チョコレート・パイン チョコ編 (角川文庫)作者: 大槻ケンヂ,江口寿史出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2000/09/21メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 73回この商品を含むブログ (98件) を見るグミ・チョコレート・パイン パイン編 (角川文庫)作者: 大槻ケンヂ,江口寿史出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2006/11/23メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 66回この商品を含むブログ (100件) を見る

大槻ケンヂの半自伝的小説。主人公は大石賢三。童貞高校生があこがれの娘に心を奪われもがきあがく。
「あいつらが簡単にやっちまう三十回のセックスよりも『グミ・チョコレート・パイン』を青春時代に一回読むって事の方が僕にとっては価値があるのさ」
と叫ぶ銀杏BOYZの曲が耳に残るから読み始めた。
ほんとは最初に「グミ編」もあるんだけど、それはまだ未読。しかし図書館で借りるにはカバーデザインがちょっと恥ずかしい…。


主人公のダメなところがそのまま、これ俺のこと?!映画や音楽やサブカルチャーに詳しくて、でも何も行動は起こせない。俺には何かある!って思っててもどうしたらいいのかわからない。片思いのあの娘はどんどん先へ進んでどんどん大人になっていく。どうしようもない。そのどうしようもなさが自分と同じで読んでて情けない。
とにかく、ダメでもともと。なんでもいいから行動するしかないんだ!そう素直に思える。俺まだ青春時代だよな?理論よりとにかく行動なんだ!と純粋な気持ちが得られた2冊。