また一軒消えていく

用事があって駅前に出かけた。
普段あまり通らない道にあるCDショップが閉店セールをしていた。存在は知っていたけど、ほとんど立ち寄ることがなかった店。
秋田市からまた一軒、音楽を扱う店が消える。駅前にタワーレコードが出来てから10年。俺の知る限り、その10年で音楽店は3軒は減った。すごく寂しい。
もう秋田市には独立系の音楽店は1軒くらいしか残っていないんじゃないだろうか。他はタワーレコードかツタヤかせいぜいビレッジバンガード。あとはデパートに入って生き残っている何軒か。
タワーレコードがオープンした日のことは今も覚えている。広くて品揃えが豊富で、欲しかった限定品なんかも有って凄く感激した。それからは、タワーでばかりCDを買うようになった。実際、タワーでしか手に入らないCDは沢山あった。こんな店が出来て良かったと心底思った。もちろん渋谷の店舗なんかとは較べるべくもないが。
だけど今、これでいいんだろうか?市内に一つの大型店(秋田にしては)と、いくつかのツタヤやおまけ程度にCDを売っているゲオくらいしか音楽店が無いっていう現状は、寒すぎやしないか。大手チェーン店で、有名アーティストの作品だけが並んでいるのを見るのは寂しい。本当に音楽が好きな店員がいない店はなんだか物足りない。そしてこういう状況を作った責任はきっと、タワーでばかり買い物をしていた俺にもある。それが情けないな。



せめて細川レコードは、今後も生き残りますように。買える物はそこで買うようにしよう。


なんだか申し訳なくて、閉店セールで買わせてもらった。2000年にライブで聴いたこの曲は本当に格好良くて衝撃的だった。

星に願いを

星に願いを