妹の部屋の押入れからスーパーファミコンが発見された。
本人もその存在を忘れていたものだ。昔わが家で活躍していたそれは俺の大学進学と同時にいとこの家に預けられたはずで、押入れから出てきたのは妹が友人から譲り受けたものだと思われる。ガムテープが劣化して剥がれかけた段ボール箱に入ったそれは、ACアダプタとテレビにつなぐラインが無く、しかしいくつかのソフトと一緒にうすく埃をかぶっていた。ソフトは、マリオカートマリオコレクション、それからマリオ系とサッカーやぷよぷよ


懐かしくてさっそくアダプタとラインを購入し繋いでみた。カセットが少々がたつくが2回くらい端子に息を吹きかけて、ゆっくり挿入してみると、TVに任天堂のロゴが浮かび上がった。
さっそくちょっと遊んでみたのだけど、これが全然うまく出来ない。指が動かないし、集中力もすぐに途切れてしまう。昔は2時間くらい遊び続けた気がするのに。マリオカート、自分では持ってなくて、友達の和田君の速さについていけないし、対戦では葛西君にいつも負けるし悔しかった記憶がある。今の自分は彼らに到底かなわない。


もっと練習してうまくなろう!とは思うのだが、ゲド戦記読みつつ妹が借りてきたアメリカドラマ、プリズンブレイクを見続けているため、結局ほとんど遊んでいない。