「MR.BRAIN」

キムタク出演のドラマ「MR.BRAIN」を観た。
警察庁科学警察研究所に勤務する脳科学者の犯罪捜査ミステリー。


研究者は捜査しないだろうとか、ガリレオのパクリ?とかいう疑問は置いておいて、
感じる事を一点。
キムタクはマイペースで型破りないつものキャラクターだった。
「いつもの」と表現するのも乱暴だけど、
おしゃれで、格好良くて(格好付けてて)、空気が読めなくて、ポジティブで、
気になったことは追求する、自分の世界に入ってる、などと思いつくまま書いてみる。
彼の出演作品を全て見ているわけではないのでイメージで書いているけど。
一言で言ってしまえば、彼は常に集団の枠からはみ出した人間だ、という事。
一匹狼という言葉には自分から進んで群れを飛び出しているというニュアンスがあるからちょっと違う。
このへん大分「HERO」を思い出しながら書き進んでいるけど、
集団というものに所属しているという事を始めから意識していない。
役割、肩書きというものを意識させない(検事らしいとかパイロットらしいとか科学者らしいとか)、
一方であくまで個人としてのキャラクターは強く有る
要するにキムタクは何やってもキムタクだってこと。
名脇役と言われる人たちが役柄に合わせて自分の個性を変えるのとは対照的だ。


どんな場所、集団においてもキムタクの演じる役柄は、
キムタクというキャラクターを押し通せる。


これって本当凄い事だと、自分は感心してしまったのだ。
就職活動でよく考えさせられることに、
その会社はどういうところで、そこに入ると自分は数年後どうなるか?とか
自分はその会社で何がすることが出来るか?
自分をその会社でどう生かすことが出来るか?などということがあるが、
キムタク型のキャラクターなら周囲に合わせようとか、自分が周囲に与える影響とかを
考えなくてもいい。
彼に引っ張られる形で周囲がどんどん彼に合わせた形に、そして良い方向に変わっていく。


もちろん自分はそんな柄じゃないってことが分かっているし、
そんな風になりたいなんて思っちゃいないけど、
全くの独立した個人として生きていけるという点で非常に魅力的だ。
そんなふうに感じた。


ドラマを今後見続けていくかといったらビミョーだけど。