まだ罪人になったわけじゃなし

先週、押尾学が逮捕されて押尾容疑者になった。
昨日、のりピーが逮捕されて酒井容疑者になった。


押尾容疑者は逮捕と同時に事務所を解雇され、
酒井容疑者の出演した裁判員映画はお蔵入りする事になったらしい。
毎日新聞は「渦中の人」から「容疑者」に肩書きが変わっただけで
写真を変更した。
http://birthofblues.livedoor.biz/archives/50884771.html




押尾さんも酒井さんも「ドラッグやった」って自供したらしい。
(警察のリークをそのまま発表した報道の受け売りだけど)
とりあえずそうなのかもしれない。
だけど、公的には、
まだ立件されたわけではなく、
裁判で有罪が確定したわけでもない。
「渦中の人」ではあるけれども、
真実ははっきりしていない「推定無罪」の状態にある人たちだ。
よくわかんないけどまだ「白」なんだ。


なのにいきなり解雇するとか、
「裁判」を司ってるところが「容疑者」になったってだけで
出演作の公開を取り止めるとか、
信じられないほど厳しすぎる、
というよりどうかしてるよ?!


いくらイメージ第一の人気商売だからって、
被害者のいる犯罪を犯したわけじゃなし。
ある意味では彼らは「ドラッグ」の被害者でもあるわけだ。
先週までは何も言わなかったのに、
突然「私たちは気付いてました」とでも言いたげに
「弟が逮捕」とか「奇行」とか「不審な様子」とか
後出しで騒ぎ立てるなんて卑怯な行為だ。
そう自分は感じている。


繰り返すが、今現在公表されている情報は
本人が警察の事情聴取で喋った事
    ↓
警察が記者にリーク
    ↓
マスコミが報道
という間接的なもの。


分かったつもりで語るには、罪人視するには、
まだ早すぎるんじゃないかと思っている。