出来レースを生き抜く

おととい面接があった。
今勤めている会社の、今月末から来年夏までの臨時採用に関する、要するに採用試験。
午前9時から面接で、勤務時間は8時半からだったのでそのぶんの1時間有給を取って、
でもいつもどおりに出勤して、9時までちょっと仕事っぽいことしたりして。


面接は以前受けた時と同じように始まった。
所長と総務課長と所属課長(直属の上司)が面接官。
マニュアルどおりに
「通勤手段は何ですか?時間はどのくらいかかりますか?」
 (もう2ヶ月通勤してるのに!)
「志望動機は何ですか?」
 (今こうして働いていて悪くない感じだからです。とは言えない)
「あなたがお持ちの資格はこの仕事に役立ちますか?」
 (結構特殊な仕事なので、全く役に立っていない)
そんな質問をされて、
( )で囲んだような事を飲み込んで、教科書どおりの答えを喋った。


面接を受けたのは自分ひとりであったようで、
無事採用、これからも勤め続ける事となった。
採用になったことを伝えられた時に総務課長から
「将来はどうするつもりなの?」と聞かれた。
きっと、
「いつまでも臨時職員ではいられないから、正職員になることを、
そうなれる職場を探したほうがいいんじゃないか?」
というようなことを言いたかったんじゃないだろうか。
だとしたらいい人なんだろうな、と思う。


でもとりあえず、
とにかく、夏以降もこの職場で働いていく事になった。
昨日は課の人たちがお祝いの(という口実の)
飲み会を開いてくれた。
嬉しかった。
働いていられるだけで、結構幸せなんだ。