2010-09-16 「告白」湊かなえ BOOK 中島哲也監督映画の原作。 読後、ねっとりした怖さに包まれた。 3歩後ろから悪意をずっと向けられているような悪寒。 人の不幸を粘っこく望んでいる人間がいるという不快感を感じる。 小説は6部構成、最初の1部だけが女教師(松たか子)の語り。 その後にも話は続いていくのだけれど、 全てにおいて、鍵は「母の愛」。 そんな根源的な愛情は、強い感情だからこそ強い影響も与える。 プラスにも働くし、マイナスに働くととんでもなく大変なことになる。 それがおそろしい。 父性愛?そんなの屁でもねえな。